未来のリケジョたちへ
- 松浦
- 最後に、未来のリケジョたちへメッセージをお願いします。
- 靏
- 文系理系、悩むことはあると思います、悩むことは大事です。そして一度決めたら迷わず突き進んで、がんばってほしいです。

- 濱田
- やりたいことは理系だけど、数学や物理が苦手で、躊躇してしまう人も多いと思います。数学物理が苦手でも専門の勉強をしてしまえば、なんとかなります。やりたいことができます。苦手学科を理由に躊躇せずに進んでください。
- 森川
- 高校からすごく化学が好きになり、それがきっかけでこの進路になりました。それまでは理数科目はぜったいやりたくないし、英語だけで生きていこう、文系に進もうと考えていました。こんな些細なきっかけで進路が大きく変わってしまっている現実があるので、一度好きと思えば、やりぬけると思います。好きじゃなくてもいい。やれるから、または得意だから、を続けてみてください。仮になにかが苦手でも、本当の気持ちがあれば大切にして、進んでほしいと思います。

- 鈴木
- 理系に関わらず、迷ったり、変更したりすることを、わるいことと思わなくていいかなと思います。得意不得意はだれしも持っている。どんな進路に進んでも、どんな職業についても、できないことわからないことは、ぜったいついてくる。それを知っていく、勉強していくことは、一生必要なこと。自分が興味があるところにちょっといってみる。今まで自分がやろうとしてたことじゃないけども、やれる機会があるんだったら、足をふみいれていく。自分自身を広げていくことが重要だと感じています。

- 信岡
- 一度きりの人生だし、欲張りになってほしいと思います。わたしはやらずに後悔していることが多い。欲張りでいると、まわりが動いていくことも多いので、諦めずに、貪欲に。冒険をいっぱいしてほしいです。
- 一二三
- 検査技師で会社に入ったときにカルチャーショックを受けました。なんでこの会社に来たんだろう…と思ったんですね。やめたいやめたい、でもすぐにやめるわけにもいかず、1年間、死に物狂いでがんばってだめだったらやめようと思って…そしてそのまま、続けてきています。すぐに結論を出してしまわず、壁にぶつかってもあきらめず、少しだけがんばってみてください。
若い人から相談を受けることがありますが、入り口は仕事上の悩みであっても、根っこは人間関係。人間関係がうまくいけば、少々のことは乗り越えられます。挨拶、ありがとうございますというお礼がちゃんと言えれば、困っても、まわりの人が助けてくれます。
- 堤
- いろんなことを言い訳にしないで。結婚して子供を作るかもしれないからこの職業をやめておこう、ではなく、理解のある旦那さんを見つければいいのです。子供がいたからお母さんはあきらめた、だけはぜったいに子供に言ってはいけないと思う。それは自分の人生、自分が決めたこと。自分が受け止めることです。理解のある旦那さんを見つければなんとかなりますよね、信岡先生。
- 信岡
- 大学院を卒業するときに、女性の指導教員の先生から、いまの時代は結婚や家庭が両立できるから、そういう相手を見つけなさいと言われ、見つけた見つけた(笑)。

- 松浦
- 皆さん、ありがとうございました。学部長、最後にひとことお願いいたします。
- 豊田
- 新規事業とか、活性化しようとか、大きく業績をのばしていこうという企業さんには、女子学生がますます必要になってきます。
これまでと、評価も環境もかわってきました。理系イコール男性の時代ではなく、新しい評価なり環境なり価値基準で、若い学生さんはどんどん新しい世界がひろがっていくと思う。大分大学で学んだことをいかして活躍してください。

- 松浦
- リケジョの取り組みの中で、両立しながら社会で活躍している人の話を聞く機会も作っていきますので、よかったら参加してください。今日はいいお話が聞けてとてもよかったです。ありがとうございました。
- 一同
- ありがとうございました。

ではそろそろお時間になりましたので。
今日はどうもありがとうございました。
みなさんのおかげで未来の理系女子にとってタメになる座談会になりました!
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