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リケジョが熱い!

学内は楽しくても、社会に出たあとは…?

松浦
社会に出たあとの不安について。社会に出てから、大学時代とちがって、こうだったという話やどうしたらいいかなどのサジェスチョンはございますか?
一二三
別に女性だからというわけではないんです。男性でも同じだと思います。進路にしてもなんにしても、なにかを選ぶと、プラスの面とマイナスの面がかならずついてくる。私みたく独身で仕事を続けると、子育ての楽しい部分、子供とのふれあいができないので、その部分はあきらめなきゃいけないですよね。いいことばかりではない。けれでも、いいことは必ずあるので、選んだときに、割り切る部分と大切にする部分を持って。そうすると、あまり不平不満だらけにならずに前向きに頑張れると思います。

信岡
わたしは結婚していますが、結婚によってオンとオフの切り替えがはっきりしています。人格もかなりちがう。科学者なのにオフのときは、かなりやらかします。”混ぜるな危険”をしてしまう(笑)。それぐらい、いい意味でのメリハリがついてるかな。旦那さんには、なんでも相談できて、精神的につまずいたとき、100%味方で自分のことを考えてくれる人がいて良かったなぁと思います。それから、うちの学科は男の先生ばかりですが、わたしには兄がいるので、あまり気にせず相談できちゃうタイプ。みんなわたしにとって兄みたいです。こころがけなのか、持って生まれた性格なのか…(笑)。
鈴木
女だから女だからとは、あんまり考えません。学生のときも、よく話すのは男友達のほうが多かった。男友達のほうが話しやすい、というのがありました。
機械系の研究者は、女性がとても少ないです。学会などで、なぜここに?と尋ねられるほど。逆に少ないので、顔を覚えてもらえます。海外の先生も覚えてくださっていて、うれしいですね。研究会でやってみない?と声をかけてもらうこともあります。自分のやれる範囲であれば、厳しいかもしれないけれど、引き受けてみて、そこから次につなげていく…大事なんじゃないでしょうか。
濱田
わたしは逆に、相談ごとは女友達に。男の人にそういう話は、できないタイプです。入学前、両親に心配されました。いまは、いい女友達ができましたし、軽い話ができる男友達もできました。わたしにとっては、工学部の中に悩み相談ができる友達がいたのはとてもよかったです。
大学院について、将来結婚して子供ができたときのことを考えて、大学院に行くのはもったいないんじゃないか、と悩んだ時期もありましたが、両親が、勉強することに、もったいないなどと考えるのはおかしいと言ってくれました。仮に専業主婦になったとしても、それはもったいないことではないと。そういう親、とくに母からの言葉は大きいと思いました。

わたしは、男、女に関係なく話せるタイプなので、そういう性格でよかったと思います。大学院に行くか就職するか。見た目、「バリバリ働くタイプでしょ」と言われますが、女としての幸せ、結婚…幸せほしいなぁ。ないものねだりかなぁ。と思っていましたが、先生方のお話を聞いてるとそれは自分次第だということがわかりました。ありがとうございます。いいお話を聞けてよかったです。
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