平成29年7月15日(土)、平成29年度JST女子中高生の理系進路選択支援プログラム採択事業として、
大分市立賀来小中学校の女子中学生と保護者を対象に、訪問講義型座談会を開催しました。
今回は、中学1~3年生にあたる7~9年生の女子生徒13名と保護者の方々、計19名の参加がありました。
まずはじめに、松浦男女共同参画推進室長の男女共同参画入門の講義があり、
日本における女性の社会進出が世界でどの位置なのかなどの説明をしました。
その後、本学大学院工学研究科の女子大学院生が
理系を選んだ理由や学校生活、研究内容についての紹介を、
本学理工学部教授の石川先生からはリケジョの就職の変遷について説明がありました。
実際に研究生活を送っている大学院生の話と現実味を帯びた就職状況の話に、
生徒も保護者の方々も熱心に耳を傾けていました。
実験体験では、今回、気体の温度変化の性質を利用する
スターリングエンジンを動かす実験に挑戦しました。
質問コーナーでは、結婚後の研究についての質問などがあり、
実際に経験したことがあったり、身近に経験者がいる先生や大学院生が
実際の様子や考えを伝えました。
参加した生徒のみなさんからは、
「文系の道もあるけど、理系の道もあることがわかった」、
「研究が楽しそう」、
「少し、リケジョに進もうかなと思った」
などの声が、
また、参加した保護者の方々からは、
「どちらに進ませたいのか何も知識がなくわからなかったが、理系に関することがよくわかり勉強になった」
などの声がきかれました。
女子大学院生や大学の先生方とより近い距離で話ができ、
理系の魅力に触れる良い機会となったようです。